見込と見通し

見込と見通し

今回は予算と実績の差異分析を踏まえて「見込」「見通し」のお話をしたいと思います。
ただしこの「見込」「見通し」という語については企業ごとに使い方が異なるので、ここでは一例として取り上げます。

予算と実績の記事でお話した通り、
予算を立てたら月次、四半期、年次で実績の数字を比較して、当初の予算と実績にズレが生じている場合、その原因を分析する必要があります。
そして、その分析を基に次のアクションを考えるのです。

「見込」「見通し」は例えば上の分析を月次でおこなうときに、今期の当月までの実績と来月からの予算から今期の実績が最終的にどうなりそうかということを予想することです。

1月が期首の企業があったとして、今期の最初に月10万円の売上を計画したとします。
6月時点でこれまでの実績を確認したところ60万円売り上げているはずが50万円にしかなっていませんでした。
12月までの残り半年で同じ調子だと100万円にしかならず、当初計画の120万円には20万円分達成できないという見込になります。
そこで残りの半年で20万円分の売上アップの施策を行う必要が出てきます。

というように年度内で予算と実績の分析をおこない「見込」「見通し」を立てることで、より具体的な対策を考えることができるのです。

関連記事
予算と実績
予算の作成
予算の種類
そもそも予算管理ってなに?

予算管理カテゴリの最新記事